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伝導熱とは?伝導熱の概要や仕組み、その他の熱の種類について

断熱材・暑さ対策
伝導熱とは?伝導熱の概要や仕組み、その他の熱の種類について

「暑いからクーラーを付けておこう」「寒いからヒーターを付けよう」

一見、正しく見えるその行動も、本当はより良い方法があったり、もっと光熱費を下げる方法があるかもしれません。

「熱」というのはシンプルに見えて、実は非常に奥が深いです。その証拠に?、実は熱は3つに分けられ、そのうちのひとつが皆さまが今日検索した「伝導熱」です。「熱」について正しく理解していただくと、正しい対策を取ることができます。ぜひこの記事がそんな皆さまの役に立ち、効果的な熱対策の実行につながったら嬉しいです。では早速「伝導熱」について、解説していきます。

伝導熱とは?

伝導熱とは、固体・流体・気体などの物質によって伝わる熱のことです。 例えば、湯たんぽやカイロなど、触っているとじわ〜っと暖かさを感じますよね?これは熱の発生源から物質を通じて、人に熱が伝わっていることを表します。

しかし物質によって熱の伝わり方は異なります。伝わりが早いものもあれば、ゆっくりなものもありますよね。その熱の伝わりやすさを数値で表したものを「熱伝導率」と言います。この数値が大きいほど熱が伝わりやすくなります。物質によって熱伝導率が異なりますが、主に固体>液体>気体の順に熱を伝えやすい性質があります。

伝導熱の仕組み

伝導熱は、原子・分子の格子振動、または電子の移動によって熱が運ばれる仕組みです。 たとえば、火で温められた鍋の持ち手は、素手で触ろうとすると熱くて触れません。ただし、鍋の持ち手に乾いたタオル・鍋つかみを伝って触れば、熱さを感じにくくなります。

引用画像:家づくりのSDGS(旭化成建材)

その理由は、タオルや鍋つかみに含まれる空気(気体)が、熱を伝えにくくしているからです。伝導熱を防ぐには、空気の層を含んだものを使用することで、熱の伝わりを遅らせることができるのです。

覚えておきたい、その他の熱

この後は、伝導熱についてより詳しく理解していただくために、あらためて熱の種類について見ていきましょう。熱には、伝導熱、対流熱、輻射熱の3種類があります。

熱の種類それぞれの熱のについては、以下の通りです。

  • 伝導熱……湯たんぽ、ホットカーペット、カイロのように、直接触れて伝わる熱のこと。
  • 対流熱……エアコン、温風ヒーターのように、風や空気で伝わる熱のこと。
  • 輻射熱……電気ストーブや床暖房、太陽のように、遠赤外線によって伝わる熱のこと。

この3つの種類のうちのひとつが「伝導熱」です。もしこの記事を読まれている方の中で、「防ぎたかった熱は伝導熱だ!」と発見した場合は、その熱の発生原因を突き止めて、対策するようにしましょう。

まとめ

熱には3つの種類(伝導熱、対流熱、輻射熱)があり、その中の伝導熱とは、固体・流体・気体などの物質に触れることで、直接伝わる熱のことです。

もしこの後、暑さ対策や寒さ対策を考えている場合は、その熱の発生原因が何かを突き止めるようにしましょう。もしその熱が伝導熱であるのならば、断熱材などを使用し、熱対策を行うことができます。反対に輻射熱の場合は、断熱材を使用しても熱の移動を止めることはできないので、熱の種類に合わせて対策を考えましょう。

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ライフテック
編集部

自宅や工場の熱問題に取り組む、株式会社ライフテックの編集部が執筆・監修を行いました。

当社は、断熱材だけでは防げない輻射熱を97%カットすることができる遮熱材「サーモバリア」を販売しております。サーモバリアは、住宅や工場などの屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができる、自宅や工場の熱問題の解消につながる製品です。

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