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突然寒くなった今こそ!部屋を効率よく暖める方法を知っておこう。暖房効率が悪い原因、個人でできる対策まで紹介

寒さ対策
突然寒くなった今こそ!部屋を効率よく暖める方法を知っておこう。暖房効率が悪い原因、個人でできる対策まで紹介

「暖房をつけても、部屋が暖かくならない……」

このような場合、部屋の断熱性・遮熱性が弱いなどの原因から、暖房効率が悪くなっている可能性があります。部屋の暖房効率が悪いままだと、いくら暖房をつけてもなかなか暖まりません。部屋を効率よく暖めるには、暖房の効きが悪い原因を見つけて、適切な対処を行うことが大切。本記事では暖房効率が悪くなる原因を踏まえた上で、部屋を効率よく暖める方法について紹介します。

暖房器具をつけても部屋が暖かくならない理由

室内で寒そうな男性暖房器具(エアコン、電気ストーブなど)を利用しても「部屋が暖まりにくい」と感じる場合、室内の熱が外に逃げやすくなっている可能性があります。ここでは暖房器具をつけても室内が暖かくならない原因について、主に3つに分けて紹介します。

  1. 部屋の断熱性・遮熱性が弱い
  2. 窓のサッシ・パッキンが劣化している
  3. コールドドラフト現象の影響を受けている

【原因1】部屋の断熱性・遮熱性が弱い

木造住宅寒さ室内の断熱性・遮熱性が弱い場合、暖房器具を使用しても暖められた熱が室外へ放出されてしまいます。そのため、暖房器具を使っても室内が暖まりません。部屋の断熱性・遮熱性が低い家は、主に「築年数が経過した家」で多くみられる傾向があります。古い家ですと、建築当時の断熱性や遮熱性が低く、どうしても暖まりにくい家であることが多いです。

たとえば「築年数が40年以上経過した家」の場合、省エネ法(※1 エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律)・建築省エネ法(※2 大規模非住宅建築物の「省エネ基準適合義務」等の規制措置などに関する法律)が制定されていない頃の建物であるため、断熱性能が低い家が多くなります。築年数が古い家が寒くなる原因については、「家が寒い原因とは?築年数の古い家、マンション、新築住宅など、建物別に寒くなる原因をくわしく解説」でも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

部屋の断熱性・遮熱性を高めるには、断熱材や遮熱材を壁・床に施工する方法があります。断熱材・遮熱材の特徴、施工の解説については、後ほど詳しく紹介します。

※1 引用:省エネ法とは(経済産業庁)
※2 引用:建築物省エネ法の概要(一般社団法人住宅・建築sdgs推進センター)

【原因2】窓のサッシ・パッキンが劣化している

窓のサッシ・パッキンが劣化したままだと、室内の暖気が外に逃げてしまうため、暖房器具を使用しても室内が暖まりません。窓サッシ、窓パッキンについて、簡単に解説いたします。

  • 窓サッシ……窓枠のこと(窓ガラス、出入り口にある建具まで含む)
  • 窓パッキン……窓ガラス・サッシの溝を埋める「ゴムパッキン」のこと

窓のサッシ・パッキンが劣化した状態だと、窓枠の隙間から冷気が入りやすくなり暖房器具の効率が低下します。暖房器具の効率を高めるには、「窓に断熱シートを貼る」「窓枠に隙間テープを貼る」などの方法があります。(※それぞれの対策については、後述にて詳しく説明します)

【原因3】コールドドラフト現象の影響を受けている

窓が単板ガラス(※1枚ガラスでできたガラスのこと)の場合、「複層ガラス(※2枚のガラスからできたガラスのこと)」より断熱性能が弱くなります。

寒い時期は床下に冷気が流れ込む「コールドドラフト現象」が発生します。コールドドラフト現象とは、室内の暖気が冷えた窓に触れることで冷気に変化し、床に流れ込む現象のことです。コールドドラフト現象が起こると「冷気」が床・足元に流れ込み、暖房をつけても足元の冷え・底冷えを感じやすくなります。

部屋を効率よく暖める3つの対策(個人)

「暖房をつけても、室内が暖まりにくい」とお困りの場合は、熱が外に逃げるのを防ぐ便利アイテムを使うのがおすすめです。ここでは、個人で対策可能な「部屋を効率よく暖めるアイテム」について紹介します。

  1. 窓に断熱シートを貼る
  2. 窓やドアの隙間に「隙間テープ」を貼る
  3. サーキュレーターを設置する

【対策1】窓に断熱シートを貼る

冬の窓際窓の断熱性能が弱い場合は、断熱性を高める「断熱シート」を窓に貼ることで、断熱性能を高めることができます。断熱シートとは、断熱性の高いシート状の「断熱材」のことです。断熱シートの中には「空気の層」があり、室内の熱が外に逃げるのを抑える効果があります。断熱シートを窓に貼ることで、室内の熱が外に逃げるのを防ぐため、暖房器具の効果がアップします。

【対策2】窓やドアの隙間に「隙間テープ」を貼る

すきま用テープ窓サッシ・パッキンが劣化している場合は、隙間部分に「隙間テープ」を貼ることで、室内の気密性・断熱性が向上します。

隙間テープとは、伸縮性のあるスポンジがついたテープのことです。隙間テープを窓サッシ・パッキンの隙間に貼ることで、室外から冷気が入るのを抑える働きがあります。さらに「隙間テープ」で隙間部分を埋めることで、「室内の熱」を外に逃がさなくなるので、暖房器具の効率がアップします。

参考記事:部屋が寒い!暖房がなくても快適に過ごすための防寒対策

【対策3】サーキュレーターを設置する

サーキュレーター空気には、暖かいものほど「上に溜まる」性質があります。そのため冷気は床や床下にこもってしまうので、暖房をつけても足元が温まらない状態になります。

そんな時は、暖房と一緒に「サーキュレーター」を併用することで、室内をまんべんなく暖めることが可能となります。サーキュレーターとは、強力な風を一直線に送る「循環装置」のこと。 サーキュレーターと暖房を併用させることで、足元にも暖気を送ることができるようになり「底冷え」を防止できます。

部屋の底冷え対策については「熱問題のプロがおすすめする「底冷え対策」って?冬に底冷えが起きる原因、おすすめの対策方法をご紹介」でも詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。

さらにサーキュレーターには、空気を拡散させて天井・床との温度差を抑える働きがあるので、床下に冷気が流れ込む「コールドドラフト現象」の防止にも役立ちますよ。

部屋を効率よく暖める2つの対策(業者)

部屋を効率よく暖める対策は「個人」でも可能ですが、業者に「断熱・遮熱リフォーム」を依頼すると、より高い効果が見込めます。ここでは、業者で対策可能な「部屋を効率よく暖めるリフォーム方法」について紹介しました。

  1. 部屋の壁・床に断熱材を施工する
  2. 部屋の天井・壁・床に遮熱シートを設置する

【対策1】部屋の壁・床に断熱材を施工する

断熱材上述でも紹介した通り、「築年数の古い家」は、断熱性能が弱い建材(※木材・薄い壁など)を使用している可能性があります。断熱性の低い家は、暖房や電気ストーブで室内を暖めても、熱が外に逃げてしまう恐れがあります。そのため暖房器具を使用しても、室内が暖まりません。

断熱性能が弱い家の場合は、部屋の壁・床に断熱材を施工する「断熱リフォーム」を行うことで、室内の熱が外に逃げるのを防ぐことが可能となります。断熱材とは、とは建物の天井、壁などに入れる建築資材のことです。断熱材は「空気の層」によって構成されており、熱の伝わりを遅らせる作用があります。

部屋の壁・床を「断熱リフォーム」することにより、外からの冷気をシャットアウトし、寒い時期も暖かく過ごせます。さらに暖房の熱を外に逃がさないため、部屋を効率よく暖めることが可能となります。

【対策2】部屋の天井・壁・床に遮熱シートを設置する

キッチン増築工事でサーモバリア暖房器具に「床暖房」「電気ストーブ」などを使う場合は、部屋の天井・壁・床に遮熱シートを施工する方法がおすすめです。

遮熱シートとは、輻射熱(※電磁波によって伝わる熱)を反射する金属製のシートのことです。輻射熱について詳しく理解してもらうために、まずは「熱の伝わり方」から紹介していきましょう。熱の伝わり方には、湯たんぽ型の「伝導熱」、エアコン型の「対流熱」、日射・電気ストーブなどの「輻射熱」があります。

熱の種類床暖房、電気ストーブによる熱は「輻射熱」によるものなので、部屋の天井・壁・床に「遮熱シート」を施工することで、室内の熱が外に逃げるのを防ぎ、効率よく室内を暖めることができます。

ただし「遮熱シート」は、暖房(エアコン)による対流熱、湯たんぽなどの伝導熱には十分な効果が期待できないので、注意が必要です。断熱材と遮熱シートを併用させることで、全ての熱移動を防ぐ「理想の断熱」が実現するため、より効率よく室内を暖めることが可能となります。

理想の断熱関連記事:理想の断熱

まとめ

部屋を効率よく暖めるには、家の隙間から入る「冷気(※隙間風など)」の侵入を防ぐ、または室内の熱を逃さないための対策を行うことが大切です。部屋を効率よく暖める方法については、以下の通りとなります。

(個人)

  • 窓に断熱シートを貼る
  • 窓やドアの隙間に「隙間テープ」を貼る
  • サーキュレーターを設置する

(業者)

  • 部屋の壁・床に断熱材を施工する(断熱リフォーム)
  • 部屋の天井・壁・床に遮熱シートを設置する

部屋の寒さ対策は個人でも対策できますが、より効果を高めたい場合は「部屋・家全体」で対策ができる「業者によるリフォーム(断熱リフォーム・遮熱シートの施工など)」をお願いするのがおすすめ。上記で紹介したアイテムの使用、または業者リフォームを活用して、部屋を効率よく暖めていきましょう。

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ライフテック
編集部

自宅や工場の熱問題に取り組む、株式会社ライフテックの編集部が執筆・監修を行いました。

当社は、断熱材だけでは防げない輻射熱を97%カットすることができる遮熱材「サーモバリア」を販売しております。サーモバリアは、住宅や工場などの屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができる、自宅や工場の熱問題の解消につながる製品です。

当社製品のサンプル請求、記事に関するお問い合わせなどは、各フォームからお気軽にご相談くださいませ。

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