冬の車中泊をする時の防寒対策とは?おすすめの防寒対策をご紹介
冬の車は窓の隙間や床から冷気が侵入しやすく車内が寒くなるので、寒さ対策を行う必要があります。とくに車中泊など、長時間車内で過ごす時に寒さを我慢してしまうと、風邪、底冷え、体調不良を招く恐れがあるので注意が必要です。
車の寒さ対策には冷気の侵入を防ぐグッズや、あったかグッズを効果的に使用することで冬の寒い時期も温かく快適に過ごせます。本記事では、冬の車内が寒くなる理由とともに、車中泊をする時の防寒対策について具体的に紹介します。
目次
冬に車内が寒くなる理由
冬の車は冷気の影響を受けやすく、車内が寒くなります。まずは冬に車内が寒くなる理由について、具体的に紹介します。
- 冷気が窓の隙間から入るため
- 床から冷気が侵入するため
冷気が窓の隙間から入るため
車の窓ガラスは窓枠部分のゴムの間に隙間があり、冬は窓の隙間から冷気が侵入するため、車内が寒くなります。窓の隙間から冷気が侵入することにより、車内を暖房などで温めてもなかなか温まりません。
そこで車中泊の寒さ対策には、窓の隙間対策を行うことが大切です。窓からの隙間風を防ぐには、 車用の隙間テープを窓の隙間に貼ることで隙間風の侵入を防ぎ、車内の温度低下を防ぎます。
車用の隙間テープは、ホームセンターや通販でも購入可能です。おすすめの商品は、以下の通りです。
- Ewolee 車用隙間モール 16m ¥3,438円 (税込)
Ewoleeの車用隙間モールは粘着性が強く、強い走行でもゴムが脱落しないので安心して使用できます。車用隙間モールを窓のすき間に貼ることで、隙間風の防止のみならず風切り音を低減するので、車の中でもぐっすり眠ることができます。 - ケミカラードラボ ブチルテープ 5mm×7mm×5m巻 ¥1,100円 (税込)
ケミカラードラボのブチルテープは粘着性が強く、さらに変形することから密閉度を高め、車のドア内張や窓のサッシに貼り付けることで車内の気密性を高めることが可能です。車のドア内張、窓サッシなどに貼り付けることで熱を外に逃がさず、寒い冬の車内でも温かく過ごせます。
なお、窓枠のゴムは紫外線や汚れによるダメージを受けやすく、劣化すると窓の隙間ができやすくなります。隙間風が入りにくくするためにも、窓枠のゴムが劣化していないか定期的にチェックしておきましょう。
床から冷気が侵入するため
車の床には断熱対策がなされていないことが多く、冬は床から入ってくる冷気の影響を受けやすくなります。一般的な車の底には、断熱材を挟んだ層がないため、床下からの冷気が伝わりやすくなります。
車の床の寒さ対策には、断熱・保温に特化したマットを床へ敷くことで床からの冷気を遮断できるので、寒い時期も快適に過ごせるようになります。
断熱材については「断熱材とは?」の記事で解説しています。合わせて読んでみてください。
車中泊をする時に便利なあったかグッズ
冬に車中泊をする時は、便利なあったかグッズを使用することで、寒い時期も快適に過ごせます。本項目では、車中泊をする時に便利なあったかグッズについて紹介します。
- 寝袋を着て寝る
- 貼るカイロを腰、足首などに貼る
- 電気毛布を使用する
寝袋を着て寝る
車中泊では、寝袋を着て寝ることで体を温めることができ、冬の寒い時期も温かく過ごせます。寝袋とは、羽毛などの保温材を詰めて袋状に作られた携帯用寝具のことです。
寝袋は保温性が高い上に、肩から足元まで体をしっかり包むので、冷気の影響を受けにくくなります。冬用の寝袋には、快適に使用できる温度帯である「快適温度」が設定されていることが多いので、購入の際は適したものを選びましょう。
寝袋には人の体の形に沿った形であり、保温性の高い「マミー型」、長方形の「封筒型」の2種類がありますが、冬の車中泊では寝袋と身体の隙間ができにくく保温性に優れたマミー型がおすすめです。
寝袋はホームセンター、通販などで購入可能です。おすすめの寝袋は、以下の通りです。
- AWK GEAR(ホークギア) 丸洗いできる寝袋 マミー型 シュラフ ¥9,280円 (税込)
AWK GEAR(ホークギア)のマミー型寝袋は、保温性に優れた中空ホローファイバーを使用しており、寒い時期も温かく過ごせます。 - Bears Rock マミー型 洗える寝袋 ¥8,700円 (税込)
Bears Rockの洗える寝袋は、化学綿を2重構造になっているので、一般の寝袋よりも空気含有量が多く、高い保温性があります。さらに中綿の質がしっかりしているので、ふかふかした寝心地を実感できます。
貼るカイロを腰、足首などに貼る
貼るカイロを腰、足首などに貼ることで、冬の寒い車内でも快適に過ごせます。カイロとは、化学反応が起こる時に出る熱を有効利用して、体をあたためる冬の定番あったかグッズのことです。
カイロは貼る場所によって効果が異なるので、寒さ対策には体を温める効果が期待できる箇所に貼るカイロを付けると、より高い効果を実感できます。
たとえば体全体を温めたいなら、背中側の背骨の上にあり、全身の不調を整えてくれる「命門のツボ」がある腰に貼り付けると、腰から体全体を温めることができます。
また、冷気が床から侵入しやすい車内では、足首に貼るカイロを貼ることで足元の冷え、底冷え対策にも効果的です。
ただし直接肌に貼り付ける、熱がこもる場所に長時間使用すると、火傷の原因となる恐れがあるので、必ずパッケージ裏面に記載されている使用方法を守りましょう。
貼るカイロは100均、ホームセンター、通販などで購入可能です。おすすめの貼るカイロは、以下の通りです。
- アイリス 貼るカイロ レギュラー 30枚 ¥698円 (税込)
アイリスの貼るカイロは約12時間あたたかさが持続するので、車中泊など長い時間の使用に最適です。 - 桐灰化学 桐灰貼るカイロ 30個入 ¥1,240円 (税込)
桐灰化学の貼るカイロは、衣類の上からピッタリ貼ることができる捨てカイロです。身体のラインに沿ってぴったりフィットするので、違和感がなく、落ちたり片寄ったりしないので快適に使用できます。
電気毛布を使用する
床から冷気が伝わりやすい車内では、電気毛布を足元に使用すると、足元を温められるので底冷え対策に効果的です。電気毛布とは、通電することで毛布を発熱するタイプの暖房器具のことです。
足元、体の上に電気毛布を掛けておくことで、冷えやすい足元を温めることができ、冬の車中泊も快適に過ごせます。電気毛布はホームセンター、家電量販店、通販などで購入可能です。おすすめの電気毛布は、以下の通りです。
- 椙山紡織 電気敷毛布 140×80cm ¥2,930円 (税込)
椙山紡織の電気敷毛布は、頭寒足熱を基本に細かな配慮をした配線設計となっているので、寒い冬の車中泊でも心地よい眠りを実現します。スライド式コントローラーはバックライト付きなので、暗い夜の車内でも操作しやすいのが特徴です。 - 山善 電気敷毛布 140×80cm ¥5,980円 (税込)
山善の電気敷毛布は就寝時にスイッチを入れると2時間暖房→4時間暖房停止→2時間暖房を行う「プログラムタイマー」が搭載されています。寝ている間は自動OFFを行うので付け忘れを防ぐことができ、1人の車中泊でも安心して利用できます。
車に冷気が侵入するのを防ぐアイテム
冬の車中泊では、便利な寒さ対策グッズを使用することで車に冷気が侵入するのを防ぎ、寒い時期も暖かく過ごせます。本項目では、冬の車中泊で便利な寒さ対策グッズについて紹介します。
- マルチシェードで窓をふさぐ
- 窓に車用の遮熱シートを貼り付ける
マルチシェードで窓をふさぐ
マルチシェードを窓に取り付けることで、冷気の侵入を防ぐ、冬の車中泊でも温かく過ごせるようになります。マルチシェードとは、車外からの熱、冷気を車内に伝えにくくする為にガラス窓の内側に取り付ける断熱シートです。
マルチシェードを選ぶ時は、窓にぴったりくっつく仕様になっているものを選ぶとより窓の隙間ができづらくなるので、寒さ対策に効果的です。マルチシェードは、ホームセンター、100均、通販などで購入できます。おすすめのマルチシェードは、以下の通りです。
- アイズ マルチシェード 5枚セット ¥20,130円 (税込)
アイズのマルチシェードは、車種専用なので車の窓にぴったりサイズです。寒さや暑さだけでなく、外からの視線からも車内をしっかりガードします。 - アイズ マルチシェード・シルバーフロント3枚セット ¥12,100円 (税込)
こちらのマルチシェードは、マルチシェード専用に作られた遮熱性を持つ補強材入りアルミ蒸着シートを使用しており、暑さ、寒さから車内を守ります。
窓に車用の遮熱シートを貼り付ける
窓に車用の遮熱シートを貼り付けることで、車内の熱が外に逃げるのを抑える働きがあり、車内の温度低下を防ぎます。車用の遮熱シートは、ホームセンター、通販などでも購入できます。おすすめの車用遮熱シートは、以下の通りです。
- ゼロカスタム 保護遮熱シート 330(H)×280(W)mm ¥941円 (税込)
ゼロカスタムの保護遮熱シートは、両面テープで貼り付けるタイプなので取り付けも簡単です。保護遮熱シートを車の窓に取り付けることで、車内の熱が外に逃げるのを防ぎ、寒い時期も温かく過ごせるようになります。 - 住吉屋 遮熱シート 50(H)×140(W)mm ¥2,080円 (税込)
住吉屋の遮熱シートは、簡単にカット出来る上に、裏側はテープが施されているので貼り付けも簡単です。大判サイズなので、ボンネット裏側にそのまま張り付けることも可能です。
遮熱シートとは?という方は「遮熱材とは?」の記事を読んでいただくことでより理解が深まります。
車内全体の遮熱対策なら、サーモバリアがおすすめ
車の屋根、壁、天井などにサーモバリアを施工することで、熱を車内側へ反射させ、車内の温度が低下するのを防ぐので、冬の寒さ対策に効果的です。
サーモバリアは、反射率97%のアルミ箔を使用した遮熱シートです。サーモバリアを車に施工することで、室内の熱が外に逃げるのを防ぎ、寒い時期も温かく過ごせるようになります。
サーモバリアを車内に施工した過去事例には、ハイエースへの施工例があります。
車の屋根には両面テープ、縁周りはガラスクロステープで遮熱シートを貼りました。
車内の天井には両面テープを貼り、断熱性と高反射性を持ち、あらゆる部位に使用可能なサーモバリアSを貼りました。
車の壁はインパネを外し、壁の中にサーモバリアフィットを仕込みました。サーモバリアフィットでは、ガラスクロス繊維に特殊樹脂シートを合わせ両面にアルミ箔を施した不燃シートを使用します。
サーモバリアフィットは縫製加工によって、車のサイズに合った遮熱シートを形成できます。
サーモバリアには上記で紹介した遮熱シートの他にも多くの種類があり、施工箇所に合ったものを選ぶことでより確かな効果を実感できます。車の遮熱対策を検討している方は、施工箇所を選ぶだけで最適な商品選定を行う「商品選定ナビ」もぜひご活用くださいませ。
まとめ
冬の車内は冷気の影響を受けやすく、寒さを感じやすくなります。冬に車中泊をするなら、温かく過ごせるアイテムを使用するなどの寒さ対策を行うと、寒い時期も温かく快適に過ごせます。冬の車中泊の寒さ対策は、具体的に以下の通りです。
- 寝袋を着て寝る
- 貼るカイロを腰、足首などに貼る
- 電気毛布を使用する
- マルチシェードで窓をふさぐ
- 窓に車用の遮熱シートを貼り付ける
車の寒さ対策にはあったかグッズの利用、冷気を防ぐグッズを使用する方法がありますが、車全体に遮熱シートを施工することでさらに高い効果を実感できます。
遮熱シートはアルミ純度が高いものほど効果が高いので、アルミ純度99%以上のアルミ箔を使用した遮熱シート「サーモバリア」の使用がおすすめです。
編集部
自宅や工場の熱問題に取り組む、株式会社ライフテックの編集部が執筆・監修を行いました。
当社は、断熱材だけでは防げない輻射熱を97%カットすることができる遮熱材「サーモバリア」を販売しております。サーモバリアは、住宅や工場などの屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができる、自宅や工場の熱問題の解消につながる製品です。
当社製品のサンプル請求、記事に関するお問い合わせなどは、各フォームからお気軽にご相談くださいませ。
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