【家の寒さ対策12選】個人でできるものからリフォームまで幅広くご紹介
- エアコンをつけているのに寒い
- 床からの冷えが気になる
- 効果的な寒さ対策を知りたい
などのお悩みありませんか?冬場の家の寒さはどこからきているのか、何が原因なのかご存知でしょうか?
本記事では、そんな家が寒くなる原因や、自分一人でも簡単にでできる寒さ対策、効果的なリフォーム方法まで幅広くご紹介していきます。ぜひ最後まで読んで、冬場のお家の寒さ対策について理解を深めていってくださいね。
目次
家全体や部屋が寒く感じるのはなぜ?
冬になると部屋が寒くなり、辛い思いをする方も多いと思います。部屋が寒くなる理由には、大きく分けて以下の3つの原因があります。
- 窓の隙間から入る冷気
- 壁の厚さによるもの
- 床(コールドドラフト現象)
窓の隙間から入る冷気によるもの
窓はどんなに閉め切った状態であっても、熱伝導の働きにより暖かい空気が室内から外へ逃げ、さらに外から冷気が入り込んでしまいます。また、窓枠と窓ガラスのフレームの間には隙間があり、古い家のサッシはパッキンの劣化により冷気が入りやすくなります。
壁の厚さによるもの
さらに壁が薄い場合は気密性がより弱くなり、室内の熱が外(寒い方)に逃げやすくなるため必然的に家全体が寒くなります。とくに、コンクリート壁や築年数が経った古い家の壁などは、断熱処理がされていないこともあります。
床からのもの
エアコンをつけているのに床が冷たいままで寒いと感じる方も多いですよね。床の底冷えを感じる原因は床から伝わる冷気の他に、寒さにはコールドドラフト現象が大きく関係しています。
コールドドラフト現象とは、暖房で暖まった室内の空気が冷えた窓に触れることで冷気に変化し、床に流れ込む現象のことです。この現象によって、実際の室温よりも家全体が寒いと感じるようになってしまいます。
個人でできる簡単な寒さ対策
ここからは、実際に自分一人でできる簡単な寒さ対策についてご紹介をしていきます。今回は、窓、床、壁とそれぞれのシーンを分けて解説していきます。
窓からの寒さ対策
断熱シートや隙間テープの活用
寒さ対策として、窓に簡単に取り付けることが可能なのが、断熱シートと隙間テープです。断熱シートとは中に空気の層があるシートで、外気の温度が室内に入るのを遅らせる効果があります。
さらに空気の層が外気との温度差を遅らせるという性質から、冬場のみならず夏場の断熱にも効果が期待できます。
また、窓やドアの隙間から入る冷気をシャットアウトしたい場合は、隙間テープもおすすめです。隙間テープには、伸縮性のあるスポンジにテープがついており、サッシに取り付けることで冷気が室内に入るのを防ぐことができます。
関連商品:窓用の断熱シート - モノタロウ
カーテンを変える
薄手のカーテン、丈の短いカーテンは窓から入る冷気を通しやすくなります。カーテンを厚手のものに替えると外気の影響を受けにくくなり防寒対策に役立ちます。また、カーテンの厚さだけでなく、長さも防寒対策に関わってくるため、なるべく丈の長いカーテンを選ぶといいでしょう。
カーテンの長さは床にあたって少したるむくらいの長さがあると、窓からの冷気が室内に入りにくくなります。さらに、カーテンに遮熱効果のある生地を選ぶとより効果がアップします。
関連商品:遮熱カーテン一覧 - NITORI
より詳細な窓からの寒さ対策については「窓の寒さ対策とは?」で解説しています。合わせて読んでみてください。
床からの寒さ対策
ルームシューズやスリッパを履く
冬場の寒い時は、床からの冷気が気になるところです。基本的に冷たい空気とは下へ下がる性質を持っているため、部屋の中では最も床が冷えやすいです。
そこで、家の中での寒さ対策として、ルームシューズやスリッパを履くのがオススメです。そうすることで、床からくる冷えを防げるようになります。ルームシューズの中には、ふわふわとした素材のもの、おしゃれなものも多いので、気に入ったルームシューズを取り入れて冬のおうち時間を楽しみましょう。
厚手のカーペットやラグを敷く
床から伝わる冷気は、厚手のカーペットやラグを敷くことで対処できます。とくにカーペットやラグの生地が厚手のものであるほど、床からくる冷気をシャットアウトできます。ただし、カーペットやラグの場合は敷いた箇所しか床から伝わる寒さを防ぐことができず、生地が厚手になるほど洗濯が大変になるというデメリットがあります。
関連商品:冬用ラグ一覧 - NITORI
カーペットの下などにアルミシートを敷く
アルミシートには保温効果を高める作用があるため、床の寒さ対策にもおすすめのグッズです。また、アルミシートを室内の防寒対策として使う際には、、カーペットの下に利用することでより防寒効果を見込むことができます。また、アルミ単体よりもカーペットの下に敷いた方がインテリア的にも見映えが良いのでオススメです。
そのほか、フローリングが寒いという方には「フローリングからの寒さ対策とは?」の記事もおすすめです。是非読んでみてくださいね。
壁からの寒さ対策
断熱効果を持つ壁紙を貼る
家の壁に断熱シートなど、断熱効果を持つ壁紙を張ることで、壁と部屋の間に空気の層ができるようになり、冷気を抑制することができます。さらに防音効果も期待できるため、深夜の足音が気になっている方など、日頃から騒音に悩まされている方にもおすすめです。
関連商品:断熱効果のある壁紙商品一覧 - 楽天市場
プチプチやダンボールを活用する
壁の防寒対策で手軽にできる方法として、壁と家具の間にプチプチ、段ボールを挟むという方法があります。壁と家具の間にプチプチ、段ボールを挟むことにより、そこに空気の層を作り出すことができるようになり、室内に冷気が入り込みにくくなります。
プチプチや段ボールを壁と家具の間に挟む方法は、女性や子どもでも簡単にできるため、家にあるもので手軽に防寒対策を取りたい時におすすめの方法です。ただし、段ボールやプチプチを多用しすぎると、見た目的に見栄えが悪くなるため、お客様の出入りが多い場所には不向きです。
リフォームなど家全体で行う寒さ対策
ここからは、リフォームなどによって家全体で行う寒さ対策について以下の5点を紹介していきます。
- 窓にシャッターをつける
- 窓を二重にする
- 床暖房や全館空調を導入する
- 断熱リフォームをする
- 遮熱シートで家を覆う
窓にシャッターをつける
先述の通り、冷気が窓ガラスを冷やし冷やされた窓からの熱が家全体に伝わることで寒さを感じます。そのため、雨戸、シャッターを取り付けることでも窓からの冷気侵入を防ぐことができます。
とくに、外側の窓ガラスは常時外の冷気と接しているため、シャッター等でカバーすることにより、冷気の侵入を抑えることができます。ただし、冬場であっても部屋の中は日射により暖かくなるため、雨戸やシャッターを閉めるタイミングは太陽が落ちる前に行うのがベストです。
窓を二重にする
窓を二重窓にリフォームすることで、冷暖房の熱を外に逃がずに済み、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせるようになります。また、冷暖房が効くようになるため、年中を通して省エネ効果があります。
二重窓にはガラス、サッシに結露防止、または防音機能性が加わったものもあり、希望に応じて選ぶことができます。ただし二重窓になると、鍵が2つとなるため、窓の開閉時に手間がかかるデメリットがあります。
床暖房や全館空調を導入する
窓から入る冷気を防げるようになると防寒対策に役立ちますが、お部屋をより一層温めるためには、空気を温めてくれるエアコンなどの暖房器具などを併用する必要があります。
エアコンなどの他には、最近のお家でよく見かける床暖房や、全館空調などもオススメです。全館空調は、導入にはコストもかかりますが輻射式冷暖房パネルによって、冬はエアコン1台で約40坪の家の1階から2階まで家全体が温まります。
断熱リフォームをする
断熱リフォームとは、熱の伝導を抑制する断熱材を家の壁や屋根、床に入れることをいいます。断熱リフォームには、主に以下のような2つの方法があります。
- 壁、屋根、床に断熱材、断熱パネルを入れる
- 断熱塗料で塗装する
家に断熱材や断熱塗料を用いて断熱リフォームすることにより、室内側の壁と室外側の壁の間に空気の層ができ、壁から入ってくる冷気を抑制することができます。ただし、断熱リフォームは建物の規模やリフォーム箇所によって費用が数十万円〜数百万円ほどかかるため、予算をよく検討した上で行いましょう。
また、断熱材は熱を完全に遮断するものではなく、熱を反射する遮熱シートと併用して使用することで効果が最大化します。そのため、次で紹介する遮熱シートも合わせて使用するのがお勧めです。
断熱リフォームの詳細は「断熱工事とは?費用の目安や効果・注意点から一緒に行うべき遮熱工事まで紹介」で解説しています。合わせて読んでみてください。
遮熱シートで家を覆う
防寒対策のリフォームには、遮熱シートを屋根、床下などに施工する方法もあります。遮熱シートには、熱の原因である太陽からの輻射熱を反射してカットする働きがあります。そのため、家の屋根や壁、床下に施工することで、室内の熱を室内に止めます。その結果、室内温度を暖かい状態に保つことが可能です。
また、先述の特徴からエアコンなどの使用量も抑えられるため、結果として省エネの効果も期待することができます。弊社のお客様の事例では30%ほどの節約につながった事例もございます。
さらには夏場においても、太陽の熱を外側に反射することで室内の温度上昇を抑えることができます。遮熱シートは、アルミの純度が高いほど反射率は高くなるため、より遮熱効果を高めたいのであればアルミ純度99%以上の当社商品の「サーモバリア」などがオススメです。
サーモバリアでは輻射熱の反射率97%のアルミシートを採用しており、屋根に施工することで日射による温度上昇を抑えることができます。その一方、遮熱シートは対流熱や伝導熱には効果が期待できないため、それらに効果を発揮する断熱材と合わせて利用することで、より高い防寒効果を見込めるようになります。
遮熱シートについては、「遮熱シートのメリットとデメリット|デメリットを解決する方法も徹底解説!」で詳細を解説しています。合わせてご確認ください。
寒さ対策の最大のポイントは、温めた熱を外に逃がさないこと!
家の防寒対策には、エアコンや床暖房などを用いて室内を温めることも大事ですが、室内に入る冷気を防ぐ、または室内にこもった熱を逃さないように家全体で対策をすることで、より高い防寒対策ができるようになります。室外から入る冷気を防ぐには、窓を二重窓にしたりシャッターを取り付けるリフォームなどで対処できます。
また、室内に冷気が入るのを遅らせる上に、エアコンによる伝導熱を逃さない断熱材を取りいれることで、温かく過ごせるようになります。さらに、室内の熱を室内に反射させる遮熱シートを併用させることで、より高い防寒対策が可能となります。
遮熱シートは輻射熱をカットするため、寒さ対策はもちろん夏場の暑さ対策にも有効です。詳しくは「なぜ夏場の二階は暑いのか?暑くなる原因と快適に過ごすための暑さ対策9選」で解説していますので合わせてご覧ください。
まとめ
家の寒さの原因とその対策として、個人、家全体でできる対策を以下の12個紹介いたしました。
規模 | 具体的な寒さ対策 |
個人でできる | ・断熱シートや隙間テープの活用 ・カーテンを変える ・ルームシューズやスリッパを履く ・厚手のカーペットやラグを敷く ・カーペットの下などにアルミシートを敷く ・断熱効果を持つ壁紙を貼る ・プチプチやダンボールを活用する |
リフォームなどが必要なもの | ・窓にシャッターをつける ・窓を二重にする ・床暖房や全館空調を導入する ・断熱リフォームをする ・遮熱シートで家を覆う |
当社商品の遮熱シート「サーモバリア」は断熱材と合わせて使用することで、夏涼しく冬暖かいお家を実現可能です。(もちろん遮熱シートのみでもかなりの効果を発揮します)
さらに夏時期には室内の温度上昇を抑え、結果としてクーラーを過度に使用せずとも室内温度を快適に保つことができます。さらに、冬時期には室内の温度低下を防ぎ、暖房器具の使用を抑えることも可能です。
このように遮熱シート「サーモバリア」と断熱材をうまく併用することで、快適な暮らしと同時に省エネが実現します。ぜひ興味を持った方は、関連記事や当社商品ページなども合わせてご覧ください。
また商品選定ナビを活用いただくことで、自宅の施工箇所ごとにおすすめなサーモバリアの種類を紹介させていただいております。こちらも活用ください。
当社商品の遮熱シート「サーモバリア」のカットサンプルやカタログを無料でお送りさせていただいております。ぜひ一度実物で遮熱の効果を実感してみませんか?
関連記事:サーモバリアの遮熱効果についての試験結果
関連記事:ライフテックの考える理想の断熱について
編集部
自宅や工場の熱問題に取り組む、株式会社ライフテックの編集部が執筆・監修を行いました。
当社は、断熱材だけでは防げない輻射熱を97%カットすることができる遮熱材「サーモバリア」を販売しております。サーモバリアは、住宅や工場などの屋根や壁に使用することで、夏の太陽の輻射熱による建物の温度上昇を抑え、体感温度を下げることができる、自宅や工場の熱問題の解消につながる製品です。
当社製品のサンプル請求、記事に関するお問い合わせなどは、各フォームからお気軽にご相談くださいませ。
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